沖データは2月22日、トナーカートリッジなどプリンタ消耗品の生産物流の効率化と在庫圧縮を目的として、群馬県藤岡市に「消耗品生産センター」を設立し、サプライチェーン改革を実施したと発表した。同社は今回の改革により、年間で4800万円の物流経費と240トンのCO²の削減および20%の在庫圧縮を計画している。
今回のサプライチェーン改革では、すでに生産能力の限界に達していたトナー生産拠点と、点在する中間在庫拠点や物流拠点を、新設した消耗品生産センターに集約、従来の1.35倍の1150平方メートルに生産スペースを拡張し、トナー生産増に対応した。
また、点在する倉庫群、配送拠点を1箇所に集約したことで、部材や完成品の在庫を20%圧縮。さらに拠点間の部材や完成品のトラック輸送がなくなったことで、生産納期35%と物流経費40%の削減を実現したという。なお、従来のトナー生産拠点は、トナーおよびドラムのリサイクル工場として活用するとしている。
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