Eストアーは2月21日、「オンラインショッピングのトラブルと対策に関する調査」を実施、結果を発表した。
調査によると、オンラインショッピングのトラブルについて「いつも不安を感じる(7.5%)」、「時々不安を感じる(34.2%)」、「少し不安を感じる(22.1%)」を合わせると、63.8%が不安を感じていることが分かった。さらに「不安はないが、トラブルにあうかもしれないと思う(35.7%)」を含めると、トラブルへの不安を抱える人が99.5%に上る。
不安に感じる具体的な内容としては「入力したクレジットカード情報の不正使用(75.4%)」、「個人情報の漏洩(71.0%)」などが多く挙げられている。
実際に「金銭や購入手続きのトラブルにあった(8.0%)」人はわずかに留まったものの、「不安に感じたことがあった(25.0%)」を含めると3割を超える。
トラブルや不安の内容としては「メールでの連絡が遅い(38.2%)」、「メールでの対応が失礼(18.8%)」、「メールでの連絡がない(14.6%)」などメールに関するトラブル(合計71.6%)が最も多く、次いで「思っていた商品と違うし用品が届いた(21.5%)」、「希望日時までに届かなかった(20.8%)」、「破損、欠陥、賞味期限切れの商品が届いた(18.1%)」など商品や輸送に関するトラブル(合計67.3%)が多かった。
そのほか、「知らない人から営業メールや電話が大量にくるようになった(20.1%)」など情報漏洩に関連するトラブル(合計27.1%)や「入金したが商品が送られてこない(10.4%)」など金銭トラブル(合計13.2%)などが挙げられた。
一方、トラブルへの対策については「確認したいが具体的な方法が分らない(55.1%)」が実態のようだ。「事前に常に確認している」は4割だった。現在、または今後取り入れたい事前確認の方法として男性は「サイトの安全性(SSLなど)表記を確認する(53.1%)」、女性は「購入者による口コミや評価を確認する(54.1%)」が最も多く、男女間で若干の差が見られた。
安心して購入できるウェブショップのポイントは「代引きがある」が男女ともに最も多かった。また、店舗の安全性や信頼性が第三者によって証明されれば、「非常に安心でき、利用頻度が上がると思う(19.9%)」、「安心でき、利用しやすくなると思う(74.3%)」の合計は94.2%で、ネットショッピングに安全性や信頼性が求められていることがうかがえる。
調査は2月8日、1年以内にネットショッピングを利用したことのある全国の18歳以上を対象にネットで実施、412人から回答を得た。
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