進化したタブレットPC--レノボジャパン「ThinkPad X60 Tablet」 - (page 2)

レノボ
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内容:ノートPCの老舗ブランド、ThinkPadを名乗る進化したタブレットPCが登場した。ThinkPad X60 Tabletは、従来のThinkPad X41 Tabletに対し、タッチパネルの搭載やCPUなどの世代を新しくしたもの。画面に直接デジタイザーペンで手書きができる特長はそのままに、さらに使いやすく、高性能化したモデルだ。

こだわりの画面構造

 ThinkPad X60 Tabletの液晶画面は「マルチ・タッチ/マルチ・ビュー」。このマルチ・タッチは、デジタイザーペンとタッチパネルの2つのタッチと、マルチ・ビューのほうは、タッチパネルを持ちながら、屋内でも屋外でも使える視認性を持つことを指している。

  • 液晶を反転させて閉じたところ

 この画面の構造は複雑で、通常の液晶のほか、タッチパネルのセンサーの層を挟まなければならない多層構造となるが、にもかかわらず光の乱反射をなくしている。通常、PDAなどではタッチパネルのために、表面に層が加えられているのが確認でき、コントラストも低下している。このThinkPadでは、液晶の表示面が若干奥まっている印象は受けるものの、コントラストが低下したり、いやな反射は皆無だ。

 よくよく目を凝らして粗を探してみても、液晶のドットの配列の部分にわずかにモアレのようなものを感じるが、それ以外にはまったく違和感を感じない。むしろ、円偏光パネルなどの効果により、電灯の下でも反射がないことを感じることができる。タブレットとして画面にペンで書く場合は液晶面を上に向けることが多くなるため、反射が少ない画面はタブレットPCにとって本当にありがたい。

  • 指タッチでも操作ができる。使い出すとやめらない便利さだ

 また、タッチパネルとデジタイザーペンの両方が使えるマルチ・タッチについても工夫がされている。たとえば、デジタイザーペンで画面をタッチすれば、そのままではデジタイザーとタッチパネルの2つがタッチに反応してしまい、ダブルクリックと認識してしまうのだという。それについても対策がなされたということで、実際に使ってみてもおかしなタッチを検出してしまうこともなかった。

  • デジタイザーペンの利用では、軽くなぞるだけで書くことができ、筆圧の検知も可能だ

  • ペンはこの場所に収納される

  • ペンを取り出すときは、もう一度押し込むと飛び出る構造。スタンバイ状態からペンの取り出しで復帰もできる

  • 液晶画面を固定するラッチは可動式で裏表どちらの向きでも使える構造

  • 液晶を開いた上体で時計周りにまわすと反転する

  • 電源ボタンはロック付きで、液晶を外向きにしていても、不用意に電源が入ってしまうことがない

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