希望の決済なければ半数が“購買中止”--ネットプロテクションズ調査

 ITXグループでネットショップ向けに決済ASP型サービスを提供するネットプロテクションズは1月25日、マクロミルにて「ネットショッピングの際に利用する支払い方法について」のアンケートを実施、結果をまとめた。

 調査によると「ネットショッピングの際、利用したい支払い方法がない」場合、「利用したい支払い方法が用意されている他の店舗サイトを利用して購入する」が41.7%、「購入をやめる」が16.7%で、合計58.4%がそのショップでの購買を中止する結果となった。このような結果から同社では、「顧客の望む支払い方法を用意していない場合、ネットショップにとっては販売機会の損失が生じているものと推測できる」と分析している。

 「購入時に最もよく利用する支払い方法」は「クレジットカード(62.6%)」がトップ、続いて「代引き(14.7%)」、「コンビニ後払い(8.6%)」の順となった。一方、「最も好ましいと思う支払い方法」は「クレジットカード(46.7%)」が多かったものの、「コンビニ後払い(19.0%)」や「代引き(18.0%)」が増加。利用者が日常使用する支払い方法と「最も好ましい」と考えている支払い方法には差異があることが判明している。

 最も好ましいと思う支払い方法にクレジットカードを選択する理由は、「簡単・便利・使い慣れている(59.8%)」、「ポイントが付く(17.6%)」が多く、「コンビニ後払い」や「代引き」では「安心・確実」が大きな選択理由として挙げられている。

 そのほか、過去6カ月間でネットショッピングを利用した回数は「3回〜5回未満」が31.5%でトップ。ただし「5回以上」は全体で53.4%、「10回以上」のヘビーユーザーも28.7%いた。

 「普段よく購入する商品」は最も多かったのが「書籍・雑誌(47.8%)、次いで「食品・飲料(45.1%)」、「CD・ビデオ・DVD(38.7%)」と続く。「食品・飲料」は女性30代以上、「CD・ビデオ・DVD」は男性20〜30代の割合が高く、男女間で差が見られた。

 アンケートはマクロミルのモニター会員の中から、過去6カ月以内にネットショッピング利用経験(オークションを除く)のある20歳以上の男女を対象に実施した。調査期間は2006年12月25、26日。有効回答数は2064人。

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