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絶好調のユーチューブ、迷走するライバルたち--映像共有市場で始まる淘汰の動き - (page 2)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:DNAメディア2007年01月23日 18時18分
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 Tenzer氏は、インタビューの依頼に応じなかった。一方Maigret氏の辞任の理由は、同じくRevverを去ったLuckett氏の映像事業に協力するためだという。Luckett氏は、Revverは健全な経営状態にあり、その成功を確信しているとしながらも、退社の詳しい事情については語らなかった。

 2007年が明けて早々、Luckett氏は「新しいチャンスを見つけたから、ということにしておいてほしい」とコメントしている。

 Revverに近い関係者によれば、同社は現在、コアビジネスである映像共有と広告配信の増強に重点的に取り組んでおり、大手スタジオとの提携にはあまり熱心ではないようだ。

 一方サンフランシスコを拠点とするGubaでは、2006年12月、CEOのMcInerney氏を含む3人の幹部が同社を去った。「GigaOm」というブログのエントリによれば、最近Gubaでは、投資銀行Thomas Weisel PartnersからBlake Warner氏を迎え入れ、同社の身売り先を探しているという。

 こうした混乱にもかかわらず、GubaとRevverの事業は停滞することなく続いている、と2社の複数の内部関係者が語っている。しかし、200を超す新興企業が生まれ、そのほとんどに利益が生まれていないという映像共有ビジネスの勢力図において、2007年にさらに大きな淘汰が起きるのは確実、とYankee Group ResearchのアナリストJosh Martin氏は語る。

 「撤退する企業が2007年中に1社も出ないとしたら、本当に驚きだ。同じようなコンテンツを配信しているサイトが多すぎるのだから」(Martin氏)

 YouTubeの華々しい成長の一方、競合他社からYouTubeに脅威を与えるような動きは生まれていない。ウェブトラフィックの調査サイトAlexa.comによると、現在YouTubeはウェブの利用率ランキングでトップ10に入るが、ライバル企業たちはトップ100にすら入っていない。

 やはりトラフィック測定サービスを提供するHitwiseが2006年12月に行った映像共有サイトの利用率調査では、YouTubeは1位に輝いた。米国のウェブユーザーによる訪問者数の実に45.9%が同社サイトへのものだった。Revverは0.08%(27位)、Gubaは0.05%(32位)だった。

 2006年10月、Googleが16億5000万ドルでYouTubeを買収したとき、この買収がYouTubeと競合する映像共有サイトの、少なくとも数社への関心が生まれるきっかけになるのではないかと考える人々もいた。だが、あれから大規模な取り引きの話は聞こえてこない。McInerney氏はCNET News.comのインタビューで、「あの買収は当社にとっても、突如浮かんで消えた『10億ドル規模のチャンス』だった」と語り、状況を厳しく評価した。

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