Sunの決定についてAMDは、動じていないと述べる。
AMDのセールス&マーケティング最高責任者(Chief Sales and Marketing Officer)のHenri Richard氏は声明で「AMDでは、競争こそが前向きな原動力になると考えている。Sunは顧客の声に耳を傾け、長く独占されてきたx86サーバ市場にAMDプロセッサという選択肢を早い段階で設けた。われわれは、市場には選択肢が必要だと考えている。われわれと同じ考え方のSunも、顧客に選択肢を提供したかったのだと認識している」と述べる。
Sunでサーバ担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるJohn Fowler氏は、2007年前半にデュアルプロセッサシステムを発売すると述べた。4プロセッサシステムは年末までに登場する予定。また同社はXeonを搭載したシングルプロセッサシステムやワークステーションも計画している。
Schwartz氏によると、Sunでは8プロセッサを搭載したよりハイエンドなシステムにも取り組んでいるという。Sunがハイエンドモデルに力を入れている点も、Intelが提携に関心をもった理由の1つだ。
IntelのDigital Enterprise Groupでゼネラルマネージャーを務めるPat Gelsinger氏は「Sunはシングルプロセッサシステムにも取り組んでいるが、これに重点的に取り組んでいるわけではない。(多くのプロセッサを積んだマルチプロセッササーバなど)食物連鎖の頂点に近づくほど、エンジニアリングにおける競争力の差が見えてくるし、市場シェアの差にも表れる。ここにSunの強みがある」と述べる。
Insight64のアナリストNathan Brookwood氏は、スケジュールは「非常に忙しくなるが不可能ではない」と語る。
だがFowler氏によると、Sunはシステムに関する作業をつい最近始めたわけではないという。同氏は、「作業は数カ月前から始まっている」と語っている。
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