Sunは、4プロセッササーバ用に設計され、2007年第3四半期に出荷が予定される4コアチップのIntel「Tigerton」Xeonを搭載したサーバも発売する、とGelsinger氏は述べる。
一方のAMDは、Intelとの間で復活した競争に打撃を受けており、先週には決算が予想を下回るとして警告している。しかしBrookwood氏は、AMDはサーバ市場でも比較的安泰だと考える。
同氏はAMDのビジネスについて、「サーバに関しては価格競争が激しいとは思わない」と述べている。Intelは先週、前四半期に同社製サーバ用チップの平均販売価格が上昇したことを明らかにしている。
Sunの方針転換は、x86サーバ市場における競争の激しさを物語っている。これまでIntelだけを採用してきたDellが正反対の動きを見せてAMDを追加採用し、IBMがAMDサーバのフルラインを初めて発売してきたが、そのわずか数カ月後にはSunが今回の措置を決定した。
何年間も自社製SPARCプロセッサ搭載サーバだけを販売してきたSunは、Intelベースの「LX50」システムを2002年に投入する程度で、x86サーバ市場参入にはあまり積極的でなかった。しかし、より本格的x86モデルの「Galaxy」はAMDの「Opteron」を2005年から採用している。
SunがIntelプロセッサの再採用を否定したことは一度もなく、Sunのx86サーバの設計主任Andy Bechtolsheim氏が9月のIntel Developer Forumに姿を見せるなど、両社が共同開発を進めている徴候もあった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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