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略語だらけで暗号同然--IMやメールをめぐる親子の攻防戦 - (page 2)

文:Stefanie Olsen(CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、福岡洋一2006年12月13日 19時46分
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 「会話の大半はわかるが、それでもいくつかは、わけのわからない言葉が入力されている」とLanichさんは言い、AOLが提供しているAIM頭文字語辞典や、また別の頭文字語検索サイトに「こっそり行くことがある」と話す。

 大学生ぐらいの年齢になると、IMやテキストメッセージで頭文字語やスラングをあまり使わなくなる傾向があるという事実を知れば、心配でたまらない親たちも安心するだろう。ワシントンD.C.にあるアメリカン大学で言語学の教授を務めるNaomi Baron氏は、コンピュータを利用したティーンのコミュニケーションについて数年前から研究を続けている。その結果わかったのは、大学に入学する頃には、IMやテキストメッセージで省略形や頭文字語を使うことにそれほど興味を示さなくなる、ということだった。

 「髪に緑や青のメッシュを入れると格好いいと思うのは1週間程度だ。それと同様に、何事も突出しすぎないようにしなければならないのだ」と、Baron氏は語る。

 確かに、大学生くらいの年齢の若者も、会話の終わりに「さよなら」との代わりに「LOL」としたり、話題の変わり目を作るのに使ったりする。「like(何々みたいな)」という意味で「BTW」を使うこともある。こうした省略形はおそらく彼らの語彙の中に残っていくだろう、とBaron氏は言う。しかし大学生は、論文を作成したり、教授にメールを送ったりするのにコンピュータを使う。そのため、IMやテキストメッセージ用の暗号めいた言葉を使うモードに切り換えるのはだんだん難しくなっていく。

 「大学に行く年齢にもなると、IMは単に便利な通信手段とみなすようになる」と、Baron氏は言う。

 Stachelさんはすでにオンライン・スラングに飽きている。Stachelさんによると、IMやテキストメッセージの中では、文末のピリオドや文頭の大文字を使う決まりをよく無視して書いていたという。また、「you」の代わりに「u」、「are」の代わりに「R」を使ってもいたとも話している。しかし大学へ行くために、正確なスペリングを身につけて「タイピングが上手になりたい」ので、こうした略語はもう卒業した、とStachelさんは語る。

 しかし、Stachelさんの友だちどうしの間では、よく使われる頭文字語が普段の会話の中でも使われ始めているという。女友だちの何人かは「OMG」や「BRB」を実際の会話の中で使い、別れ際に「TTYL」と口で言っているそうだ。もっと頻繁に頭文字語を口にする「本当に困った人たち」もいるだろう、とStachelさんは話す。

 日頃そうした語を使っていると、ふさわしくない場面で口に出してしまうこともある。ロサンゼルスでハイスクールの教師をしているCandice Kelseyさんによると、9年生の男子生徒の1人が、エッセイを書いてくる課題のことが黒板に書かれたのを読んで、「OMFG」(Oh My ****ing God:なんてこった)とうっかり言ってしまったという。Kelseyさんが謝罪を求めると、その生徒は、あれはでたらめに4つの文字を並べただけで、別によくない言葉を言ったわけではない、と反論した。

 「HOSもでたらめな文字の並びだけど、HOS(head of school:校長)のところに行かせましょうか、と私が言ったら、ようやくその子は謝った」とKelseyさんは話した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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