ネットレイティングスは10月23日、2006年9月度のインターネット利用動向情報サービスの調査結果をまとめ、発表した。調査結果は以下の通り。
順位 | プロパティ | 利用者数 (千人) | ページビュー (千頁) |
---|---|---|---|
1 | Yahoo! | 38497 | 23620350 |
2 | 楽天 | 25729 | 4310439 |
3 | マイクロソフト | 25526 | 1540285 |
4 | NTTコミュニケーションズ | 24181 | 1494862 |
5 | GMOインターネット | 23308 | 1344354 |
6 | ニフティ | 21503 | 996164 |
7 | NEC | 19720 | 827575 |
8 | FC2 | 17883 | 1005751 |
9 | アマゾン | 17471 | 565918 |
10 | 17380 | 1981274 |
今回、初のトップ10入りを果たしたGoogleは、2005年同月の15位から利用者数を約500万人増やし、1738万人となった。この1年間のGoogleの成長率は43%、ページビューの成長率も68%と、他の上位プロパティを大きく上回る。
ネットレイティングスでは、Googleの伸張に大きく寄与しているのは、「Googleツールバー」関連ページの利用者増とし、特に2006年8月から173万人も利用者を増やした要因は、Googleツールバー・アップデートのページとカスタマイズのページへの、利用者集中によるものと分析している。
また、2005年からの成長の要因は、キーワード検索以外のサービスにおける利用者数増加によるものとしている。
一方で、Googleが買収を発表した動画共有サイトYouTubeの利用者数の成長が、9月度において日米ともにかげりを見せ、9月は米国においてマイナス成長、日本においても横ばいという状況になった。
ネットレイティングス代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「すでに海外でトップシェアを獲得しているGoogleが、日本でも徐々に利用者数を伸ばしたことで、今後のポータルサイトの競争の激化を」予想している。また、「YouTubeの利用者数の停滞は一時のブームが落ち着いたものと考え、今後のGoogleによるYouTubeのサイト運営に注目したい」と述べている。
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