500ドルを超えるのも時間の問題?--注目を集めるグーグル株価 - (page 2)

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2006年11月21日 17時29分

 Googleの売り上げはほぼ全てが、同社が支配する市場であるオンライン広告によるものである。eMarketerの予想では、同社は2006年、米国のインターネット広告の25%を獲得するとみられている。ちなみにYahooは18%と予想されている。

 「時価総額と株価の高さから、Googleには恐れをなしてしまいがちかもしれない」とDevitt氏は言う。しかし、注目すべきは時価総額と成長の可能性である。

 Devitt氏は2007年について、Googleの売り上げがYahooの2倍となり、純利益はYahooの3.7倍となると予想している。

 「もし現在の傾向が持続すれば、Googleは2009年までにはYahooの収入を上回る純利益を出す可能性もかなり高い」と同氏は言う。「そしてこれこそが注目すべきことである」(Devitt氏)

 Googleの株価はひたすら上昇し続けるかもしれないとアナリストらが考えていることは、驚くには値しない。株価が500ドルでとどまるべき理由などあるのだろうか。Piper JaffrayのアナリストであるSafa Rashtchy氏は1月に、Googleの株価が2006年中に600ドルまで上昇する可能性すらあると予想している。同氏はこの株価予測を、Googleが10月に第3四半期の業績を報告した後に改めて表明している。

 Googleの「並外れた成長率」は「Googleが過去2年間にわたり導入した35種類以上のプロダクトのネットワーク効果と、広告サービスの最適化を繰り返し徹底的に行ってきたことの成果の表れである」とRashtchy氏は10月20日付の報告書で述べている。

 「かつてMicrosoftやeBayがそうであったように、Googleは、新しくて活気のある業界を定義付けた、象徴的な企業である」と報告書は述べている。「この1年でGoogleが検索およびオンライン広告の市場をリードしていることは明らかとなった。今後も競合企業をしのぐ業績を出し続けることで、ますますGoogleの優位性が明らかになっていくと考えている」と同報告書には書かれている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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