Intelが先ごろサーバーやハイエンドPC向けを想定した4コアチップをリリースしたが、これを受けて米CNET Labsではさっそく、AppleのMac Pro最上位モデルにこの4コアチップを載せて、ベンチマークテストを行った結果を公開している。
先にお断りしておくと、CPUの換装はMac Proのワランティ違反にあたるだけでなく、「Mac ProはユーザーによるCPU換装を想定した設計にはなっていないことから、作業も困難であり(実際に切り傷もできたという)、一般ユーザーが真似するのは絶対にお勧めできない」と本文中にもあるので、その旨ご注意いただきたい。
Mac Proに搭載されたXeon 5160と、新登場したXeon 5355は同じソケットにさせることから、CNET Labsではこの換装を思い立ったらしい。そして、2つあるデュアルコアチップをそれぞれ4コアチップに載せ換え、以下5つの異なる構成のマシンで比較を行ったという(Windows XP稼働マシンについてはBootCampを利用、またIntel QX6700 4コアは他社製マシンを使用。システム構成の詳細は文末を参照のこと)。
今回実施されたテストの種類はあわせて5つ--具体的には、Cinebench 9.5、PyMOLによる分子モデルのレンダリング、QuickTimeとiTunesのマルチタスク、iTunesによる楽曲エンコーディング、そしてQuake 4を使ったテストが行われた。そして、各テストの結果は以下の通りとなった。
Cinebench 9.5
(バーが長いほうが高性能:上がマルチCPU、下がシングルCPU)
PyMOL分子モデルのレンダリング
(単位:秒。バーが短いほうが高速)
マルチメディアのマルチタスキング
(単位:秒。バーが短いほうが高速)
(QuickTime 7.1.3とiTunes 7.0.2を同時に稼働)
Apple iTunesのエンコーディング
(単位:秒。バーが短いほうが高速)
Quake 4
(単位:fps。バーが長いほうが高性能)
(800x600, low quality, AA off, AF off)
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