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B・ゲイツ氏:「人生をやり直すとしたら・・・」--TechNet Innovation Summitにて - (page 2)

文:Stefanie Olsen(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2006年11月16日 19時49分
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 「多くのコミュニティに参加していても、その状況を一カ所で容易に管理できるような技術を用意している」とGates氏は語っている。

 そんなMicrosoftは現在も、欧州の規制当局との間で法的な問題を抱えたままだ。だが、Gates氏は、Vistaの着地点について「かなり満足している」という。同ソフトウェアには(欧州規制当局の要請により)いくつか変更が加えられたが、欧州向けのバージョンでも主要な新機能の大半が残されているという。

 「われわれは今回初めて(欧州の規制当局に)『何でも言われた通りにする。この機能は削除すべきなのか?』と働きかけた。だが、当局から大きな変更を求める声は一切出なかった。このやりとりには満足している。素晴らしい機能はすべて残ることになったからだ」(Gates氏)

 Gates氏は、問題は、規制当局の要請する変更点が消費者のためになるのか、それとも競合企業のためになるのかという点にあると指摘した。競合企業はMicrosoftが規制されることを常に望んでいると同氏は述べる。

 「ライバル企業の製品を骨抜きにするチャンスがあるなら、それを利用しない企業はないだろう」と同氏は述べている。

 Gates氏は2008年からBill and Melinda Gates Foundationの活動に専念する。同財団では世界の健康と教育に関する問題にも取り組んでいる。

 「世界の大半の人々は発展途上国に居住している。最近の1500件(の発明)のうち、こうした人口の大半に貢献するものは20件だけである」とGates氏は語っている。

 Gates氏は、世界が抱える医療問題をマイクロプロセッサの出現にたとえた。当時、マイクロプロセッサはさまざまな発展のチャンスを秘めていたが、誰かがまとめ役を買って出なければ今日のような進歩はなかったという。同様に今は、マラリアなどの医療問題を解決するための旗振り役が必要だと同氏は述べる。

 Gates氏はまた、友人でもあるWarren Buffett氏がGates Foundationに対して数百億ドル規模の寄付をしたことについて、改めて謝意を表明した。

 Gates氏は、「彼のおかげで夢がさらに大きくふくらむ。わたしはこれが(何らかの形で)必ず社会に還元されるようにする。プレッシャーも感じている」と語っている。

 Gates氏は、2008年以降も非常勤でMicrosoftに勤務する。しかし、それでも同社での仕事が減るのは寂しいという。

 Gates氏は、最初から人生をやり直すチャンスがあったら、何十億もの人々の生活を改善すべく、医学の道に進んでいたかもしれないという。

 「でも、いろいろ悩んだ挙句、この選択肢を選択することはなかっただろう。(医療の知識があったとしても)パーソナルコンピュータのことが頭から離れなかった気がする。結局、またパーソナルコンピュータの道を歩むのだろう」とGates氏は語っている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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