年末商戦に間に合うか?--USBワンセグ対応チューナー需要沸騰に供給追いつかず

 BCNは11月9日、BCNランキングデータをもとに、PC用の後付けチューナーの販売動向を集計した結果を発表した。

 PC用の後付けチューナーとして調査対象となったのは、アナログ対応チューナー、アナログチューナー対応キャプチャ、アナログチューナー対応コンバータ、およびUSBワンセグ対応チューナーの4品目。

 台数構成比率と伸び率の集計結果によると、PC用後付けチューナーに占めるUSBワンセグ対応チューナーの台数比率は、販売開始となった9月で一気に30.5%を占め、10月では47.1%と半数に迫る勢いを示し、市場規模は126.3%と急回復した。

 金額構成比率と伸び率の集計結果でも同様に、発売月の9月に28.0%、10月には42.0%に達し、PC用後付けチューナー全体の伸び率である111.0%に、USBワンセグ対応チューナーによる市場の底上げ効果が見受けられる。なお、USBワンセグ対応チューナーの実売価格は1万円強で推移している。

 需要沸騰の一方で、USBワンセグ対応チューナー発売直後より店頭では品薄となり、調査対象となった各店舗では、展示機のみで在庫はない状態。年末商戦の注目商材のひとつだけに、供給の安定化を求める声が強まっている。BCNでは、供給が潤沢であれば、急激な伸びを示すとみている。

 現在、USBワンセグ対応チューナーを展開しているのはバッファロー(ちょいテレ)とロジテック(DiALiVE USB対応 ワンセグレシーバー)の2社で、10月はバッファローが台数シェアの8割を超えている。

 両社とも発売開始直後から需要に供給が追いつかず、バッファローでは約3万台を供給したが、同程度の注残を抱えている状態だという。

 BCNランキングは全国のPC専門店および家電販売店22社、2274店舗(9月末時点)の日次販売データを集計している。

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