ベンチャーキャピタルのグロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)は11月9日、180億円のファンドを10月に組成したことを明らかにした。国内企業を中心に、さまざまなステージのベンチャー企業に投資する。
GCPは1996年よりベンチャーキャピタル事業を開始し、1996年に5億4000万円の1号ファンド、1999年に200億円の2号ファンドを設立、運営してきた。今回はファンドは7年ぶりの組成で、第3号となる。これまでの上場実績としてはワークスアプリケーションズ、フィスコ、ネットエイジグループ、東京個別指導学院、グッドウィル・グルー、フルキャスト、GDH ユニバーサルソリューションシステムズがある。
3号ファンドの存続期間は10年間 で、投資家の構成は国内投資家が22%、海外投資家が78%だ。
投資対象は、アーリーステージと呼ばれる初期段階の企業やエクスパンションステージと呼ばれる成長期の企業のほか、大企業からのマネジメントバイアウト(経営陣による事業買収)や事業の一部を切り出して創設したカーブアウトと呼ばれる企業までと幅広い。また、業種についてもインターネットおよびモバイルサービス、ソフトウェア、ヘルスケア、医療、小売などと広く手がける方針だ。
特に国内のアーリーステージのベンチャー企業へは積極的に投資していく考えで、1社当たりの投資金額は4〜5億円程度となる予定。国内企業が中心だが、海外企業に対しても投資していくとしている。
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