Cisco Systemsは、この製品に2種類のバージョンを用意している。「Cisco TelePresence 3000」は、12名でのテレビ会議に対応した製品だ。このバージョンのトータルパッケージでは、専用ルームが必要で、1080pの解像度に対応した高品位フラットパネルディスプレイを3台設置することになる(「1080」は走査線が1080本あることを、「p」は走査線の書き換え方式がプログレッシブ、つまりノンインターレースであることを示す。現在最も一般的な高品位テレビの解像度は720pだ)。さらに、半円形のテーブル、マイクとスピーカーのセット、それにカメラをそろえなければならない。このシステムでは、あたかも同じ部屋にいるかのように参加者が互いに向かい合って座り、話ができる仮想環境を作ろうとしている。
一方、小規模にまとめた「Cisco TelePresence 1000」も用意されている。必要なフラットパネルディスプレイは1台だけだ。このバージョンは、小人数での会議や1対1の会話での利用に適している。DeBeer氏自身もカリフォルニア州サンノゼにいながら、テキサス州リチャードソンにいるアシスタントと話し合うために、このバージョンのシステムを使っている。同氏はこのバージョンは小売店などでも役立つと考えている。たとえば、小売チェーンのBest Buyの商品に詳しい専門家が、店内の買い物客と即座に連絡をとったり、診療所にいる医者が患者の病状について詳しい専門医に尋ねたりといった用途に使えるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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