ネットレイティングスは1月30日、2005年12月度のインターネット利用動向情報サービスの調査結果を発表した。
この調査によると、NHKのウェブサイトの月間リーチ(家庭における全ウェブ利用者のうち、そのサイトを訪問した割合)が、民放を含むテレビ局のウェブサイトとして年間最高となる16.2%を記録した。NHKは毎年12月に訪問者が増える傾向があるが、昨年は特に紅白出場歌手の発表(12月1日)に加え、11月に公表された「スキウタ100曲」関連コンテンツへも継続的に多くの訪問のあったことが貢献しているという。
また在京キー局のサイトの、2005年1月〜12月の月間リーチスコアを平均した「年間平均リーチ」は、NHKが14.0%で民放各局を大きく引き離して年間トップに、以下TBS(11.5%)、フジテレビ(11.0%)、僅差で日本テレビ(10.9%)の順となっている。NHKは、2月に人気ドラマ「ごくせん」効果でアクセスを伸ばした日本テレビにトップを譲り、7月には「電車男」がヒットしたフジテレビに僅差に迫られたものの、それ以外は安定した強さを維持しているという。
ネットレイティングス代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「2005年のテレビ年間視聴率では、フジテレビがトップ、テレビ朝日が躍進といった傾向が出ていたが、ウェブサイトではNHKやTBSの健闘が目立つ。両局のサイトは、ニュースコンテンツや選挙報道などに強みがあり、テレビ局のウェブサイトが単なる番組宣伝だけではなく、報道・情報サイトとして利用される傾向も強まっているようだ」と分析している。
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