エキサイトも動画共有サイト「エキサイトドガログ」を開始--動画広告の収益化狙う

岩本有平(編集部)2006年10月17日 14時00分

 エキサイトは10月17日、動画共有サービス「エキサイトドガログ」の提供を開始した。

 エキサイトドガログは、ユーザーが撮影した動画ファイルなどをアップロードし、共有するサービスだ。 エキサイトのIDを取得すれば無料で利用できる。対応する動画のフォーマットはMPEG-1/2/4やWMV、Real Video、MJPEG、DV、Flash Videoなど多岐にわたる。

 ユーザーが利用可能な容量は無制限となっており、1回につき最大200Mバイトの動画ファイルをアップロードできる。アップロードされた動画は、著作権などの問題がないかスタッフが目視で確認した上で公開される。

 動画は自動的にFlash VideoとH.264形式に変換され、ウェブ上ではFlash Videoで動画が再生される。H.264のファイルもダウンロード提供するため、iPodに転送して視聴するといった利用も可能だ。公開した動画ファイルには、ユーザーが評価をつけたり、コメントを書くことができるほか、ブログからトラックバックを付ける機能も用意している。

 バックエンドのシステムは動画共有サービスPeeVee.TVを提供するピーヴィーが提供している。独自機能として、自己紹介ページをオンライン上に作成できる「エキサイトネームカード」やニュース投稿サービス「エキサイトリンクポスト」などと連携する予定だ。また、ブログサービス「エキサイトブログ」への動画貼り付け機能も年内を目途に提供していく。

 開始記念として、来年2007年1月公開予定のソニーピクチャーズの劇場アニメ作品「パプリカ」の本編動画を公開するほか、デジタルハリウッドと協力し、デジタルハリウッドの卒業制作CGアニメーションなどを集めたコーナー「魅惑のCG作品大特集。」も用意する。

 エキサイトでは、サービスの提供に至った理由について「YouTubeをはじめ動画共有サービスの人気は高まっている。この人気はさらに上昇すると考えており、さらに動画広告によるビジネスモデルの可能性も見えはじめたため」と説明する。また、国内でも競合サービスが増えていることについては「ポータルで動画共有サービスを提供しているところはまだ少ない」と語る。エキサイトでは自社の各サービスと連携することで、他社との差別化を目指す。

エキサイトドガログのスクリーンショット エキサイトドガログのスクリーンショット。動画はFlash Video形式で公開される

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