ドリコムは10月12日、自分が気に入った商品やウェブサイトなどを登録、紹介するソーシャルブックマークサービス「モノリス」のベータ版を公開した。モノリスへの登録と同時に自分のブログに投稿でき、アフィリエイトリンクが作れる点が特徴だ。
モノリスはウェブサイトで紹介されている商品などのうち、気に入ったものをユーザーが登録して共有するサービス。タイトルや説明文、タグのほか、サイトに掲載されている画像も登録できる。また、同時に、設定したブログにも記事を投稿することが可能だ。XML-RPCプロトコルに対応したブログであれば可能といい、Movable Typeなどが対象という。
ユーザーがあらかじめ自分のアフィリエイトIDをモノリスに登録しておくことで、商品を登録する際にアフィリエイトIDを付与できる。サービス開始時点ではamazon.co.jpと楽天のアフィリエイトIDに対応する。登録した商品リストをブログのサイドバーに表示するブログパーツも提供し、アフィリエイターの利用を促す考えだ。
モノリスはドリコムが8月に発足した、ドリコムのエンジニアが新サービスの研究開発をするための機関である「ドリコム研究室」の第1弾サービス。開発したビジネスソリューション事業本部CMS事業部エンジニアの日比和子氏は「これまでのソーシャルブックマーキングサービスは、ITリテラシーの高い人が情報収集をするためのツールとして使われることが多かった。商品に特化することで、自分の好きなものを簡単に集める雑誌の切り抜きのような感覚で気軽に使ってもらいたい」とした。
投稿された商品のうち、自分が指定したタグが付いたものだけを集める「共有リスト」機能も備えた。これにより、知りたい情報が勝手に手元に集まるような使い勝手を実現している。
利用は無料だが、ドリコムアカウントを取得する必要がある。英語版も近日中に開始する計画で、世界展開を目指す。「画像を中心としたサービスなので、言葉の壁は越えやすい」とドリコムでは自信を見せている。
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