サンフランシスコ発--Hewlett-Packard(HP)は米国時間10月3日、最新のインクジェット印刷技術「HP Edgeline」を、ハイエンドの企業向けプリンタに採用する計画を明らかにした。Edgelineは2006年春に、店舗向けの写真プリント用端末に初めて採用された技術だ。
HPでイメージングおよびプリンティンググループ担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるVyomesh Joshi氏はサンフランシスコ市内で開かれた記者会見で、「Edgelineは、大量の印刷作業に適したインクジェット印刷技術だ」と説明した。Edgelineは、パンフレットやダイレクトメールを大量に印刷する企業をターゲットにしているという。
HPはEdgelineについて既に特許を取得しており、2007年春から同技術を複数の企業向けプリンタに組み込む計画だ。HPのプリンタの中でもEdgelineが組み込まれた機種では、印字ヘッドを一列、あるいは互い違いに配置し、用紙幅いっぱいに並べた構造になっている。多くのインクジェット式プリンタでは、印字ヘッドが動いて用紙にインクを吹き付けるが、Edgeline技術が導入されたプリンタでは、用紙は動くが印字ヘッドは動かない。そのため、用紙がヘッドの上を一度、あるいは二度通るだけで印刷ジョブは完了する。
HPのデジタルプリンティング技術担当バイスプレジデントGary Cutler氏は、記者会見後のインタビューで、「Edgelineは、わが社のどの従来技術と比べても4倍高速だ」と述べる。さらに、印字ヘッドが動かないため、インクをより正確な位置に噴射できるので画質も向上すると付け加えた。
また、Joshi氏によると、Edgeline搭載プリンタでは噴射されるインク滴がさらに小さくなり、インクの噴射粒子数は1秒につき18億個に達するという。これまでのHPの技術では、噴射粒子数は最高でも1秒につき「5億個に満たない」数字だった、とCutler氏は説明した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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