Hewlett-Packard(HP)は来週、文書画質がクリアな低価格モデルを投入するなど、同社のレーザープリンタ製品シリーズを拡充する予定であることがCNET News.comの取材で明らかになった。
HPのレーザープリンタ計画に詳しい情報筋によると、単機能のモノクロモデルから大型のワークグループプリンタまで新たに8種のプリンタが4月18日に発表される予定だ。それらのプリンタは、HPのレーザープリンタモデルとしては、これまでよりも低価格になっている。またそれらの製品は、HPが新興市場の顧客の要求に合致したプリンタの開発に取り組んでいることを示すものだ、と同情報筋は述べた。
HPの関係者は、未発表の製品に関するコメントを避けている。同社の主要プリンタが最後に発表されたのは10月で、その時は数種類の新型多機能カラーレーザープリンタが披露された。
「Color LaserJet 1600」は、HPのエントリーレベルの新型カラーレーザープリンタで、現在の「Color LaserJet 2600」(399ドル)の後継機種となる。HPは現在、2600を期間限定として299ドルで販売しているが、新1600のベース価格も299ドルになる予定だ。
HPはメモリカード用スロット搭載のプリンタも発表する予定だ。それにより、デジタルカメラから自分のマーケティング文書に写真を取り込むといった作業が容易になるだろう。2605の価格は499ドルになり、カラー印刷の速度は現行の2600モデルよりも少し速くなる。
モノクロプリンタのみを必要とする作業も多い。HPはそうした要望に応えて、4種類の多機能モデルを新たに発表する予定だ。「LaserJet 3050」「LaserJet 3052」「LaserJet 3055」「LaserJet 3390」の価格は299〜699ドルに設定され、印刷、コピー、スキャン、ファクスなど様々なタスクを実行できる。
129ドルの「LaserJet 1018」は、物であふれている机でも場所をとらないよう設計された単機能の新型パーソナルモノクロプリンタだ。その対極にある2299ドルの「LaserJet 9040」は、会計部門全体に対応すべくワイドフォーマットページの印刷が可能となっている。
HPは毎年、高速化および小型化を目指した低価格のプリンタを発表している、とInfoTrendsのアナリストBob Palmer氏は述べた。しかし、HPがさまざまな国に適合するプリンタの開発に取り組んでいるため、来週発表される製品シリーズは特に興味深い、と同氏は付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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