フロリダ州オーランド発--Hewlett-Packard(HP)の最高経営責任者(CEO)Mark Hurdによると、同氏のHP戦略はいたってシンプル。「基本を守れ」だ。
Carly Fiorinaの辞任から2カ月もたたない今年3月にHPのCEOに就任したHurdは米国時間18日、HPは再び、コアテクノロジーの構築と顧客との関係改善に取り組んでいくと語った。
Hurdはこの日、当地で開催されたGartnerの「Symposium/IT Expo」にて基調講演を行った。
HPは今後、サーバ、ストレージ、マネジメントソフトウェアの3分野に重点を絞る。「今後は、この3事業に集中して得点を競うつもりだ」とHurdは言う。
またHurdは、PC・プリンタ事業からの撤退計画は無いことを繰り返し強調した。45分間の質疑応答の中で質問したGartnerのアナリストには「仮に継続したくない分野があっても、ここで話すつもりはない。でも、ご心配いただきありがとう」と冗談交じりで答えた。
また、Hurdは、Fiorinaが決めた戦略の一部を踏襲しないことも示した。その戦略には、Apple ComputerのiPodを再販するための契約も含まれる。
「私の見方では、例えばiPodの販売に面白みがあったとは思えない。他社の製品に我々のロゴを刻印して市場に出すのは我々にとって得策ではない。10ドルの値引きをすることもあるが、これももってのほか。意味のないことだ」(Hurd)
HPはiPodの販売を今年夏に中止した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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