McAfeeは米国時間10月3日、6000万ドルを投じてCitadel Security Softwareを買収する計画を発表した。同社はコンプライアンス市場での事業拡大を目指している。
買収は第4四半期に完了する見通し。McAfeeはCitadelを現金5600万ドルで買収し、さらに400万ドルを運転資金として投入するという。
Citadelを買収することによって、McAfeeはコンプライアンス管理、脆弱性評価、脆弱性修復などを行うためのスイート製品を強化する意向だ。これまでにも同社はPreventsysを買収するなどして、製品ラインの強化を進めてきた。
Citadelは、Sarbanes-Oxley Act(米国企業改革法、SOX法)やHealth Insurance Portability and Accountability Act(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律:HIPAA)などの法令に準拠するための作業を自動化するよう設計されたソフトウェアを開発している。同社は、パッチ管理やセキュリティポリシー準拠、脆弱性修復のための製品を提供する。
McAfeeは、Citagelを買収することで特に規制の厳しい政府機関やヘルスケア企業をターゲットにしていきたいと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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