ケータイでも進むコンテンツやサービスのWeb 2.0化--インターネット生活研究所

 インプレスホールディングスは9月29日、インターネット生活研究所にて、携帯電話向けサービスの産業動向とユーザーの利用動向について調査した結果を発表した。

 調査は、携帯電話のキャリア、検索エンジンなどのサービス開発会社、広告代理店など関連企業を取材、分析した「産業動向調査」と、インターネット調査による「ユーザー意向動向調査」により構成。

 ユーザー意向動向調査によると、携帯端末による「モバイル検索」の経験がある人は、「よく利用する」「わりと利用する」人を合わせて19%、「たまに利用する」人まで含めると57%と、過半数を占める結果となった。利用頻度はまだそれほど高くないものの、経験者は増えていることから、インターネット生活研究所では、今後検索技術の向上などにより、利用者の増加を予想している。

 また、「モバイルブログ」などを携帯端末から閲覧している人は26%、「モバイルSNS」は13%の人が利用している結果となった。インターネット生活研究所では、Web 2.0を含んだコンテンツ、サービスについて、携帯端末ではまだ始まったばかりとし、全体として利用者は多くないものの、「モバイル広告」など産業面での動きも活発化しており、今後拡大傾向が予測されると分析している。

 インターネット調査は9月8日から9日にかけて実施し、1083サンプルの有効回答を得た。調査および分析結果の詳細については、「ケータイ2.0調査報告書2006」としてまとめ、ウェブサイトにてダウンロード販売する。

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