モバイルコマースやモバイルコンテンツの企画、開発などを手がけるフラクタリストは9月6日、名古屋証券取引所セントレックス市場に新規上場を申請し承認された。上場予定日は10月11日で、証券コードは3821。
上場にともない、1800株を公募する。売り出しはない。公募価格の仮条件は9月19日に決定され、ブックビルディング期間は9月21日から9月27日までとなっている。公募価格の決定日は9月28日。主幹事証券会社はみずほインベスターズ証券。
フラクタリストの創業は2000年6月30日。モバイルコマースやモバイルコンテンツの企画、開発、運用に携わるほか、機器連携プラットフォーム「NomadicNode」の提供を行っている。名証セントレックスでの上場を決めたことについては「今後は関東圏以外へのビジネス拡大を検討していたことと、タイミングが良かったため」としている。
主要株主は代表取締役の田中祐介氏や同社役員のほか、ウッドランド、三菱商事、ソフトクリエイト、電通ドットコム、投資事業組合オリックス9号、東京投資育成4号投資事業有限責任組合など。
今回の公募増資による調達額は概算6億5700万円で、その使途については、モバイルおよびNomadicNodeの製品開発投資に4億円、借入金の返済に1億円、運転資金などに1億5700万円を充てる予定だ。
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