Wall Street Journal紙による9月2日付けの報道によると、人気ビデオ共有サイトのYouTubeは、最高財務責任者(CFO)としてYahooから幹部を迎え入れることになった。YouTubeはこのところ、実行可能な事業プランを打ち出そうと取り組んでおり、その矢先の採用となる。
同紙報道によると、Gideon Yu氏は、Yahooの財務担当者としての職を退き、YouTube初のCFOを引き受けることに合意したという。
同社は、ユーザーが投稿することでコンテンツが充実していくというウェブビデオ共有市場において、日に日に増加していく競合をリードしている。同社にまつわる買収のうわさは絶えない。なお、YouTubeは同社のページビュー数が1日1億件以上だと述べている。
Wall Street Journal紙は、Yu氏のYouTubeへの転職は、「新しく急成長中の企業が人々の関心を引き、すでに成長を遂げた企業から有能な人材を引き寄せるという、シリコンバレーに長くみられるパターンの最近の例だ」と記している。
「これはまた、開始して1年半が経過したYouTubeの成熟を示すものでもある。今後の取引、IPOを匂わせるものともいえるだろう」と同紙は続けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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