米国時間9月4日に公開予定の新しいソーシャルサーチサイトは、訪問者からの質問に答える人に報酬を支払うとうたっている。
「ChaCha.com」では、「ガイド」がユーザーからの質問への回答を含むウェブサイトを探すと、所要時間に対して最高で時給10ドルが支払われることになる。また、ガイドが他のガイドをChaCha.comに招待すると、招かれたガイドが稼いだ金額の10%を受け取る仕組みもあると、ChaCha.comのプレジデントで共同創立者のBrad Bostic氏は述べている。
ガイドには4つのレベルがあり、それぞれ見習い(apprentice)、プロ(pro)、名人(master)、エリート(elite)と呼ばれる。ガイドたちは、ユーザーによる格付けと、システムによる各ガイドのパフォーマンスの格付けに基づき、評価を稼ぐことができる、とBostic氏は説明する。
ChaCha.comはまた、質問への返答をインデックス化し、将来、関連する質問が出された場合に閲覧できるようにする。
ユーザーから質問を受けたガイドは、ライブチャットウインドウで応答し、質問に対する答えを含むサイトへのリンクとともに、参照したウェブページの抜粋をユーザーへ提供する。
無料で利用できるChaCha.comには現在、2500人のガイドが登録していると、Bostic氏は話す。検索結果の横には、ターゲット広告が表示される。
従来の検索エンジン--アルゴリズムに基づき、キーワードを含むウェブページのリンクを検索結果で表示する--に代わるものとして、頭角を現してきたのがソーシャルサーチサイトだ。専門家によると、事実についてたずねる質問への答えを提供するには、従来のウェブ検索が最善である一方、ソーシャルサーチサイトでは主観的な質問に対するより適切な回答を得られることが多いという。
「Yahoo Answers」のように、ユーザーからの1つの質問に対し、コミュニティーのユーザーたちから複数の回答が出てくるのではなく、ChaCha.comでは、1つの質問に1人のガイドが回答する。別の競合サービスである「Google Answers」では、ユーザーが回答を得るために掲示した金額の75%が、「調査員」に支払われる。
回答者に支払うことで、他のQ&A形式サイトよりも良質のサービスを確実に提供できるようにすると、Bostic氏は語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス