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DRM機能を除去するプログラムが登場--対策を迫られるアップルとマイクロソフト

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2006年09月04日 16時43分
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 楽曲の著作権保護に熱心に取り組んできたApple ComputerとMicrosoftだが、このところ、両社ともにデジタル著作権(DRM)技術が攻撃の的になっている。

 この1カ月の間に、不正コピーから楽曲を保護するために2社がそれぞれ使用しているDRM技術を解除するプログラムが出現した。一方のプログラムはMicrosoftの「Windows Media DRM」を対象とし、もう一方はAppleの「FairPlay」をターゲットとしたものである。

 両社とも、コンテンツ保護をくぐり抜けようとするハッカーたちと長期にわたって戦ってきた。レコード会社やその他のコンテンツプロバイダの信頼を維持するため、両社ともこの問題を解決することが急務だ。だが、その場はなんとか対応できたとしても、修正は一時的なものにすぎず、また新たなセキュリティホールが発見されてしまうだろう。

 GartnerのアナリストであるMichael McGuire氏は、「特に珍しい事件だというわけではない。毎週起こり得るとはいわないが、起こってもおかしくはない事態だ」と述べる。

 Microsoftの場合、「FairUse4WM」と呼ばれるプログラムが米国時間8月19日、あるフォーラムで公開された。このプログラムを使えば、「Windows Media Player 10」や「Windows Media Player 11」向けのDRM技術でエンコードされた楽曲の著作権保護策を比較的容易に解除することができる。

 Microsoftは先週、直ちに修正パッチを作成し、この技術のライセン先にアップデートを提供した。

 MicrosoftのシニアプロダクトマネージャーであるMarcus Matthias氏は声明の中で、「Microsoftは、Windows Media Digital Rights Management技術を回避するツールが最近発見されたことを認識している。そのツールは、われわれのコンテンツパートナーが楽曲やビデオコンテンツなどの知的財産に適用されたコンテンツ保護技術を解除しようとした」と述べた。「幸いなことに、Windows Media DRMシステムには更新機能が組み込まれており、問題を修正するアップデートは実施した。現在パートナーと共に対策に取り組んでいる」

 Appleに対しては今週、iTunes自体を用いて一部のデコードを行う、「QTFairUse6」と呼ばれるプログラムが出現した。こちらのケースでは、コンテンツの制約を取り除くにはプログラミングが多少必要となる。

 本稿執筆時点(米国時間9月1日)では、Appleからまだ同ソフトウェアのアップデートは発行されていない。また、Apple関係者は本件に関するコメントを控えている。

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