ハイビジョンムービーもついにDVD化!--2層メディアもOKのソニー、HDR-UX1 - (page 2)

ソニー
HDR-UX1
内容:昨年ソニーよりリリースされ注目の的となったのが、家庭用ハイビジョンビデオカメラ「HDR-HC1」だ。今年春には、小型化したHC3が発売され、さらに注目度は上がった。今秋には8cmDVDを搭載したUX1が発売される。DVDの使い勝手の良さにハイビジョンの高画質が加わり、魅力は倍増だ。SD画質との差異、使い勝手など、気になるポイントをチェックしてみた。

ハイビジョンとスタンダード画質を徹底比較

 HD(ハイビジョン)画質で撮影ができるとなれば、何はさておき一番気になるのが画質だ。実際に撮影をし、SD(通常放送/標準)画質と比較してみた。UX1は幸いにもハイビジョンと標準画質での撮影をディスクごとに設定できるので、同じ機器での比較が可能だ。

 まずは、大観覧車全体を引いた状態から中央のデジタル時計まで、ズームで寄ってみた。SD画質の方は観覧車の鉄骨など細部はかなりボケており、デジタル表示のドットひとつひとつはにじんでいる。

 それに対してHD画質は鮮明そのもの。鉄骨やビルはもちろん、デジタル時計のドットもひとつひとつがくっきりと映っている。

 次は、デパートを撮影。文字と鉄柵がきちんと再現できるかを確認したい。文字は輪郭もくっきりしており、確実に読むことができる。画面右の階段を覆っている鉄柵も細かいラインの連続で出やすいモアレも発生せず、キチンと映っている。

 風景をを中心にしか撮影していないが、それでもハイビジョンの実力は十分に堪能できた。ただし、画質が良くなると言うことは、それだけビットレートが高くなり、記録するデータ容量も大きくなってしまうと言うことだ。

 片面1層タイプであれば、1枚で15分しか撮影できない。片面2層タイプであれば27分まで撮影できるが、メディアの価格が高いのと、1回しか書き込みが行えない+Rしかないので、いかんともしがたい。メディアをたくさんもって、頻繁に入れ替えるのが今のところ最上の手段か。

  • SD画像で撮影。観覧車の鉄骨やジェットコースターの線路の輪郭はシャギーが発生。電光掲示板のドットもぼやけてしまい、それぞれが干渉しあい、つながってみえる

  • HD画質で撮影。観覧車の鉄骨の輪郭は鮮明に映っており、背後のビルに書かれた文字まで読める。電光掲示板もドットひとつひとつが独立して発光しているのがわかる

  • こちらもHD画質で撮影。看板の文字は近づかなくてもはっきり視認できるレベルだ。鉄柵のモアレなども発生せず、見た目通りのクリアな映像が再現されている

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