Verizonのブロードバンドサービスに、近い将来新たなオプションが加わる予定である。
MicrosoftとVerizonは米国時間8月29日、「Verizon DSL」および「Verizon Fios」ユーザー向けに「Microsoft Windows Live」サービスの提供を2007年初めに開始すると発表した。両社の共同声明によると、新サービスが始まるまでは、引き続き「MSN Premium」サービスが現加入者に提供されるという。
Verizon広報担当者のBobbi Henson氏は、「両社共同ブランドのサービスを提供することにより、顧客は両社サービスの中でも良いところを利用することができる。ブロードバンドユーザーには、その通信速度を活用できるアプリケーションが提供されることになる。顧客にはその他の付加価値を与えるプレミアムサービスも多く用意されている。われわれの調査によると、共同ブランドのサービスを利用するユーザーにはロイヤリティ顧客が多く、満足度も高いことがわかっている」と述べた。
Windows Liveは、Microsoftのアプリケーションおよびサービスの新しい基盤で、YahooやGoogleのアプリケーションと同様のサービスも提供されており、部分的に競合する。アプリケーションの多くは無償で提供され、付加サービスは有料オプションとして提供される。
VerizonとMicrosoftの間で結ばれた契約の一環として、Verizonユーザーは両社共同ブランドのホームページ「Verizon-Live.com」と検索ページ「Verizon-Windows Live Search」を利用するオプションが与えられ、「Windows Live Mail」をVerizonの電子メールアカウントとして使用することができる。ユーザーはまた、「Windows Live Toolbar」や共同ブランド版の「Windows Live Messenger」、Microsoftのアンチウイルスサービス「Windows Live OneCare」も使用できる。
VerizonとMicrosoftは、2002年に「MSN 8」で共同ブランドサービスの提供に合意した時から関係が続いている。MSN 8はその後「MSN Premium」へと進化し、Windows Liveへと発展していると、Henson氏は言う。両社による今回の最新合意は、「Microsoft Live」サービスの開始に伴った提携の更新にすぎないと、同氏は述べる。
ユーザーの契約は排他的なものではなく、Verizonユーザーが自動的に「Microsoft Windows Live」サービスポータルに導かれるわけではないと、Henson氏は付け加えた。Verizonユーザーがサービスに加入し、自らのオンライン設定に登録して初めて、Verizonパートナーのポータルを選択するメニューが表示されるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス