HTMLは、おばあちゃんの小言みたいなものだ。少しだけなら役に立つが、多すぎると煩わしくて頭痛のタネになる。
先週、私はMySpaceにある友人のページを見ようとした。ところが、そのページときたら凝った画像を背景に使っているものだから、背景の表示だけでもこれまでにないほど待たされ、BGMの演奏が始まるまでにさらに待たされ、マウスポインターの後を追っかけるうっとうしい蝶々の列が現れるまでには信じられないくらい長い時間がかかった。
きっとテキストの色はけばけばしくて、手の込んだ画像やスクロールボタンをいくつも使っているのに違いない。でもまだ読み込みが終わらない。うちの貧弱なパソコンがなんとかこの大仕事をやりとげてくれたら、喜んでこの災難を詳しく話してあげたいけれど、まあ期待はしないほうがいい。
MySpaceでの友人の数は現実にいる友人の数に反比例する。アフリカの小国の人口よりも多い数の友人がいる人もいて、びっくりさせられる。自由時間のすべてを費やしてパソコンの前に座り、「友人」の数を増やし、コメントを残したりお気に入りリストに登録したりしても、それが現実の世界で実際に人と交流することの代わりには決してならない。
だから、キーボードの打ち過ぎで指から血が出たり、部屋の暗さに目が慣れきって明るい光が見られなくなったり、話しているときにまで「LOL(Laugh Out Loud:爆笑)」だの「BRB(Be Right Back:すぐに戻ります)」だの「OMG(Oh My God!:なんてこった)」だのといったネット独特の省略形が口から出てくるようになる(こうなるとMySpace依存症の最終段階だ)前に、部屋から出て、「SexxxxyLexi」といったおかしなハンドルネームを名乗っている人ではない誰かと言葉を交わしてほしい。
この5つのルールは、私がこれまでの経験から得た知恵の結晶であり、君たちの役に立つことを心から願っている。このルールのおかげで、私は、MySpace依存症にかかってネット用語を会話に織り交ぜ、パリス・ヒルトンみたいな連中と友人気分になっていた状態から、まともな人間に立ち直った。君たちの幸運を祈っている。そしてTTYL(Talk To You Later:またこんど)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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