Googleが米国時間7月20日、6月30日締めの第2四半期決算を発表した。マーケットシェアの拡大に伴い、広告の売上が引き続き増加するなど、アナリストの予想を上回る結果となった。
株式ベースの報酬などの特別科目を除いた場合の純利益は7億7200万ドル(1株当たり2.49ドル)だった。一方の売上高は、トラフィック獲得コスト(コンテンツパートナーに支払う手数料)を除いて16億8000万ドルだった。
Thomson Financialが事前に調査したアナリストらの予測値は、売上高が16億5000万ドル、利益が1株当たり2.22ドルになるというものだった。
特別科目を含んだ場合の純利益は7億2100万ドル(1株当たり2.33ドル)になる。これは、前年同期の3億4280万ドル(1株当たり1.19ドル)と比較して2倍以上である。
トラフィック獲得コストを含めた売上高は、前年同期が13億8000万ドルのに対し、2006年第2四半期は24億6000万ドルだった。
Google株は20日、3%安の387.12ドルで通常取引を終えた。決算報告は通常取引終了後に公表された。
Nielsen//NetRatingsによると、Googleは、5月の米国ウェブ検索市場において約半分のシェアを獲得し、トップの地位につけているという。
Yahooは18日に第2四半期決算を公表している。純利益はアナリストの予測通りだったものの、売上はアナリストの予測を下回る内容となっていた。さらに、幹部らが新しい広告プラットフォームの提供延期を明らかにしたことを受けて、18日の時間外取引で株価が下がっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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