[2006年6月30日 午前2:20更新] Googleは米国時間6月29日に、オンライン決済システム「Google Checkout」を公開した。ユーザーはGoogleアカウントを利用して、支払いを手軽に済ませることができるようになる。
Googleでプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントを務めるSalar Kamangar氏によると、ウェブサイト事業者や商店主は、支払い手段の1つとして、既存の引き落としやクレジットカード決済とともにGoogle Checkoutのシステムを自分のサイトに組み込めるようになったという。
Googleアカウントを持つユーザーは、Google Checkoutで自分のクレジットカード番号などの支払いに関する情報を一度入力しておけば、Google Checkout機能を持つウェブサイトでワンクリックで支払いを済ませられる。現状では「5つの商店で5つの商品を購入する場合、5つの支払いフォームに必要な情報を記入しなければならない。しかも各プロセスには3〜5分かかる」とKamangar氏は述べる。Google Checkoutはこのような現状を打開するのだと同氏は言う。
Google Checkoutを利用して商品を購入すると、ユーザーは自分の注文状態を追跡することもできるという。Google Checkoutは29日よりcheckout.google.comで利用できるようになっている。
Google Checkoutを利用する商店は手数料として、決済処理1件につき20セントと取引金額の2%に相当する額をGoogleに支払う。だが、Google AdWordsを利用して検索関連キーワード広告を出している顧客商店は、AdWordsで支払う広告料金の10倍に相当する金額までは無料で利用できるという。10倍を超過すると、通常通り20セントと取引額の2%の支払いが生じることになる。Kamangar氏は、クレジットカード会社は通常、Googleが設定している額よりも約1%高い手数料を徴収していると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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