CNET News.comが入手した情報によれば、ビデオ共有サイトのGrouperは、ビデオ制作者がビデオクリップを撮影後即座にウェブに掲載できるようにしていくことを計画しているという。このサービスにより、同社は、ビデオ投稿サイトの運営会社から、ライブ中継を扱うインターネット放送局に一歩近づくこととなる。
8月からは、Logitechが、Grouperのサーバにビデオを直接保存できる機能をウェブカメラ用ソフトウェアに追加する予定だと、両社の計画に詳しい関係者が語っている。両社ともこの件に関するコメントは控えている。
現在ユーザーがアップロードしたビデオをホストするサイトは200以上にものぼっており、それらサイト間では市場シェア獲得の争いが本格化している。新たな視聴者をめぐって多くの新興企業がしのぎを削るなか、各社とも、業界最大手のYouTubeとの差別化を図るべく、新たな機能の開発に余念がない。
関係者によれば、Grouperは今回発表するサービスをきっかけに、オンラインビデオを公開するための最も手軽な手段として自社サイトを大々的に宣伝していく予定だという。
今回同社が提供するサービスの仕組みは次の通りだ。まず、Logitechのウェブカメラのユーザーは、カメラに付属のソフトウェアに組み込まれたGrouperのサイトへのリンクをクリックし、新機能を起動するウェブページへと移動する。
次に、録画したいかどうかを尋ねるプロンプトが表示されるので、そこで「はい」をクリックする。すると、ビデオの録画が始まり、Grouperのサーバへとデータが転送される。最後に、ユーザーは、録画したビデオを承認するかどうかを尋ねられるので、承認する場合は「はい」をクリックする。これで、そのビデオクリップはGrouperのサイトへと掲載される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。http://www.cnet.com/2100-1038_3-6095130.html
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