Yahooは、新しいビデオ配信サイトを立ち上げた。同社は、YouTubeが火付け役となり、今や大人気となったバイラルビデオから利益をあげたいと考えている。
Yahooのソーシャルメディア部門ゼネラルマネージャーJason Zajac氏は「われわれの目的は、(ユーザーが)ウェブでビデオを探す際の出発点になることだ」と述べた。新サイトは米国時間5月31日午後9時より公開されている。
「Yahoo Video」のページの上部には検索ボックスが設けられている。話題性や注目度、人気といった視点から選ばれたビデオが前面に表示される。カテゴリや、ユーザーが作成したタグを使ってビデオを探すことも可能だ。
検索結果のページでは、ビデオコンテンツのソースや再生時間といった詳細な情報が表示される。また、またソースやトピックの情報を元に、これに合致するチャネルに含まれるビデオの情報を表示することもできる。チャネルは、コンテンツをアップロードしたユーザー本人やYahooが作成したもので、ビデオごとに何らかのチャネルが設定されている。ユーザーはレーティングやレビューを閲覧したり、コンテンツやそのリンクを「Yahoo Mail」や「Yahoo Messenger」を使って友人に転送したりすることが可能だ。
ビデオがYouTubeなどの外部サイトにある場合、再生ボタンをクリックすると該当する外部サイトへユーザーが誘導される仕組みになっている。ビデオがYahooのサイトにある場合、ユーザーは組み込みのビデオプレイヤーを通じてサイト上でビデオを閲覧できる。
Zajac氏によれば、ユーザーはまた、お気に入りのビデオを集めたホームページを作成してプレイリストを公開したり、ブログなどの別のサイトにビデオを貼り付けることが可能だという。
Yahoo Studioというページでは、ユーザーが自身のビデオをアップロードしたり、プロファイルを作成したりすることができるほか、自身のビデオの閲覧回数やレーティングを参照することができる。ユーザーは、アップロードするビデオの所有権を維持できるものの、コンテンツがYahooや提携サイト上で表示、再生されることに関する権利はYahooに移譲されると、Zajac氏は述べる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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