ソニースタイル限定モデルでは、ヘッドフォンが付属しないので、自分で好みのヘッドフォンを選択することになる。今回は、ソニーのスタジオモニター用のヘッドフォンで培った技術を投入したカナル型のヘッドフォン「MDR-EX90SL」で組み合わせた。
インナーイヤー型では、ソニー最高ランクのヘッドフォンとなり、イヤーピース部分の角度を人の外耳道の向きに合わせた独自形状により、今までカナル型では難しかった13.5?の大口径のドライバーユニットを採用。迫力ある音声を再現する。
音質ははっきりとクリアで鮮明な印象。それぞれの楽器が明確に分離して聞こえてくる。緩急もしっかりつけられており、きびきびとしたメリハリのあるサウンドを楽しめた。ベースやドラムなどの低音もしっかり表現され、かなり高レベルの仕上がりだ。
ただし、カナル型ながら若干音漏れが気になる。電車などでは音量レベルを10程度に下げないと、周りが気になる。音量を12〜13程度にあげるとなると音が漏れてくるのだ。電車が走行中なら問題ないだろうが、停車している時は。間違い無く周囲の人は何の曲を聴いているかが分かるくらいに漏れる。だが、独特の形状で完全なカナル型ではないことで、逆に周囲の音も聞こえてくるため、電車内のアナウンスも聞き逃さなかった。ジョギングや歩いているときにはこのくらいがちょうどいいのかもしれない。
旧モデルよりもコンパクトなサイズを実現。しかもUSBコネクタを搭載しているため、曲を転送するときの煩わしさが軽減された。音質もメモリーオーディオプレイヤーの中でも大健闘している。2Gバイトと大容量でありながら、この価格帯に押さえたのは大満足だ。他の人と同じものはイヤだというような人はもちろん、コンパクトなメモリーオーディオが欲しいという人にオススメしたい製品だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス