本製品は「ワイヤレスウォータープルーフテレビ」という製品名が示す通り、防水処理が施された無線LANテレビだ。JIS防水保護等級6耐水型相当の防水性を持ち、バスルームやキッチンなど、水がかかりやすい場所でテレビを鑑賞することができる。いわゆる「お風呂テレビ」と呼ばれるジャンルの製品だ。
製品は、液晶テレビ本体とチューナーの2つのユニットから構成される。テレビ本体は、5時間のフル充電で約3時間の視聴が可能とされている。防水処理が施されており、バスルームなどに持ち込むことが可能だが、水中に沈めても大丈夫なほどの防水性があるわけではない。シャワーなどがかかっても耐えられる程度、と解釈しておくとよいだろう。
画面サイズは7インチワイドで、DVDのトールケースよりやや小さい程度の面積だ。本体下部には2基のスピーカーと、電源、チャンネル+−、音量+−ボタンなどが装備されている。左側面には充電用のコネクタと、ステレオミニジャックを装備する。全体的に突起のないシンプルなデザインだ。
テレビ本体の重量は900gと、モバイルのB5ノートより軽い。ただし、持ち運び用の取っ手などはなく、本体を直接つかんで持ち歩く形になるので、実際の重量よりは重く感じられる。
一方の無線チューナは、アクセスポイントによく似た形状をしており、室内に設置して利用する。無線LAN規格は高速なIEEE802.11aに対応するため、11b対応の競合製品と比較して、高品質の映像を配信できる。背面にはアンテナ端子のほか、音声入力・映像入力・Sビデオ入力端子などを装備しており、DVDプレーヤーなどを接続して映像を配信することも可能だ。
通信に使う無線LAN(IEEE802.11a)のチャンネルは、初期設定では「AUTO」が指定されており、電波状況がよい無線LANチャンネルを自動的に選んでくれる。テレビ側から無線LANチャンネルを手動変更した場合は、チューナ側の無線LANチャンネルも連動して切り替わる。子機側から親機の無線LANチャンネルを自動的に変更できるので、わずらわしさがなく、使い勝手がよい。
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