このほか、実際に数日間試用してみて気づいたことを列挙しておきたい。
チューナで受信した映像を無線LAN経由でテレビに転送するためか、実際にテレビに映る映像は、リアルタイムに放映されているテレビに比べると、約0.5〜1秒ほど遅延する。つまり、本製品と一般的なテレビを並べて同じチャンネルを写すと、本製品のほうが微妙に遅れて映るという現象が起こる。ただし、映像と音声の同期がズレるわけはないので、実利用上の不都合があるわけではない。本製品経由で見たテレビの時報を使って時計の秒針をセットすると、実際の時刻より微妙にズレますよ、といったレベルの話だ。
背面のビデオ端子には、DVDやビデオなどの機器を接続することもできる。もっとも、DVDやビデオの場合はディスプレイ側からの再生/停止ができず、音量のコントロールだけになってしまうため、使い勝手はあまりよくない。地上派デジタルのチューナーを接続するような用途であれば、向いているかもしれない。
音質は、防水加工を施されていることもあってか「聞こえればいい」という程度。左側面のミニジャックにヘッドホンを接続して音を聞く方法もあるが、接続のためにフタを開けると防水機能に影響が出るため、あまり現実的ではない。
ウィークポイントとして挙げられるのは、充電の煩雑さだ。本製品はクレードルなどが付属していないため、充電の際は左側面のコネクタに、ACジャックを手で差し込む必要がある。1回のフル充電で3時間の再生が可能とはいえ、利用スタイルによっては気になる場合もあるだろう。
最後になったが、本製品には壁面設置用のプレートも付属しており、壁にかけて設置することもできる。ただし、充電中に水がかかると危険なため、充電は必ず浴室から出して行うように注意したい。
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