Yahooは米国時間6月19日、無償のプラグインを新たに含んだ「Yahoo Messenger with Voice」のベータ版を発表した。同プラグインを使うことで、eBayのオークション状況をトラッキングしたり、Amazon.comで友人のウィッシュリストをのぞいたり、他のユーザーと一緒にリアルタイムでイベント計画を作成したりすることが可能になる。
Yahoo Messenger with Voiceのベータ版は、すでに約20の異なる言語で発表されている。米国英語版だけでも、今後20以上のプラグイン(Yahoo Messengerに追加可能なミニアプリケーション)が用意される予定だ。
YahooがAPIを公開していることから、プラグインは、Yahooとサードパーティーの両方で開発されている。ユーザーは、それらプラグインを使用して、Yahoo Messengerからさまざまな操作を行うことができる。
たとえば、eBayプラグインを使用すると、ユーザーは、eBayのオークションリストや入札状況の追跡、ウォッチリストの監視、落札状況の表示などができるようになる。また、Amazon.comプラグインを使用すると、おすすめ情報や新着情報の表示、ウィッシュリストの共有が可能になる。
Yahoo Calendarプラグインでは、ユーザー同士が互いのカレンダーを同時に見たり、Yahooの地域情報や地図情報を検索して訪問先の場所を確認したり、Yahoo Messengerから会議出席依頼を送信したりできる。また、Yahoo Event Finderプラグインを使用すると、複数のユーザー間で連携してイベント計画を作成することができ、さらにYahoo 360プラグインでは、Yahoo Messenger経由で友人のブログや写真、その他Yahoo 360の更新情報を表示したりすることが可能だ。
その他、LAUNCHcast RADIOから無料で提供している音楽を聴けるようにするためのプラグインなども用意されている。また、Yahoo Messenger with Voiceでは、音声会話に短い音響効果を付けたり、最大1Gバイトのファイルを転送したり、友だちリストに登録できる人数を最大1000人にまで増やしたりすることも可能だ。
Microsoftは19日、「Windows Live Messenger」を20日に正式発表する予定だと述べた。同製品は、Microsoftの次世代IMプログラムで、コンタクト情報の自動更新や、アドレス帳へのドラッグ&ドロップによるファイル共有が可能となっている。
また、AOLでは、「AIM」向けに無料の電話サービスをつい最近発表したばかりで、Googleでも「Google Talk」の提供を行っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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