フェンリルは6月13日、タブブラウザ「Sleipnir 2.4」と、Sleipnirのプラグインとして利用できるRSSリーダー「Headline-Reader Plugin」の正式版を公開すると発表した。
正式版では、キャッシュ機能を強化して起動にかかる時間を高速化したほか、Sleipnir 2.4 ベータ版で初めて実装した「SmartInstaller」の正式版を実装する。
これは専用のプラグインによりブラウザの機能を拡張できるというもの。現在2種類のプラグインを提供しているが、今後はプラグインを追加すると同時に、開発者がプラグインを開発できる環境の構築を進める予定だ。拡張機能をインストールしたためにSleipnir本体が起動できなくなるというケースを想定して、拡張機能を外して起動できるモードも用意する。
また、スクリプトでSleipnirの機能を追加できる「Sleipnir Script」を実装したほか、ブラウザにデータベースソフトの「SQLite」を組み込んだ。Sleipnir Scriptとデータベースを組み合わせることで、ユーザーがスクリプトで実装できる機能が拡大できるという。フェンリルではSleipnir Scriptを外部から操作できるプラグインやデータベースを利用するプラグインの開発も予定している。
さらに、ブラウザ上の文字列を範囲選択して、選択した文字列を検索エンジンで検索できる「SmartSearch」機能も実装している。
そのほか、フェンリルが提供するエントリーモデルのタブブラウザ「Grani」に実装されている「品質向上フィードバック機能」を追加して、Sleipnir利用中のアプリケーションエラー発生時に、エラーレポートや発生手順を任意で送信できるようになった。
Sleipnir 2.4はSleipnir公式ページから、Headline-Reader PluginはExtensions Centerからそれぞれ無料でダウンロードできる。なお、Headline-Reader Pluginの利用にはSleipnir 2.4をインストールする必要がある。いずれも動作環境は、OSがWindows 98、98SE、Me、2000、XP、メモリが64Mバイト(128Mバイト以上を推奨)となっている。
なお、フェンリルではSleipnir 2.4正式版の公開にあわせてSleipnirユーザー向けのコミュニティサイト、「Fenrir User Community」にてRSSフィードの配信も開始している。
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