CNET News.comが入手した情報によると、America Online(AOL)は、ソフトウェアバンドル「Total Care」でセキュリティ市場に参入するという。このソフトウェアは、同社サービスの加入者のみではなく、一般ユーザーが利用できるものとなる模様だ。
AOLのこの計画に詳しい情報筋によると、Total Careは数週間以内にテスター向けにリリースされる予定という。この製品は、セキュリティとPCケアの2つの要素を持つもので、Microsoftが先日提供を開始した「 Windows Live OneCare」や、Symantec、McAfeeの次期製品と対抗するものとなる、とこの情報筋は明かした。
AOLは数百万人のインターネットサービス加入者のみにセキュリティツールを提供しているが、Total Careによりセキュリティ分野に1歩足を踏み入れることになる。AOLはまた、「Active Security Monitor」というセキュリティツールのテストもひっそりと行っている。これは、コンピュータのセキュリティ状況を表示し、保護を強化するためのガイダンスを提供するツールだ。
MicrosoftはOneCareをリリースした際、オールインワンのPCケア製品を開発した、と述べた。OneCareは、ファイアウォール、ウイルス対策、スパイウェア対策といったセキュリティ機能に、PCメンテナンスツールとバックアップ機能を加えたもので、このOneCareの発表を受けて、主要セキュリティ企業はどこも、同様の製品を発表すると述べている。
先の情報筋によると、AOLはTotal Careを自社で開発したわけではなく、サードパーティーのセキュリティ企業と提携したという。だが、このセキュリティ企業の名前は明らかにしなかった。現在、AOLは「AOL Safety and Security Center」として、ファイアウォール、ウイルス対策、スパイウェア対策、フィッシング防止などの機能をAOL会員に無料で提供しているが、同サービスではAOLはMcAfee、CAと提携している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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