ニューヨーク大学の研究者たちと共同でThe Wild Thingの開発にあたったMicrosoftのエンジニアJohn SanGiovanni氏は、次のように述べている。「文字入力に関しては、年齢によって差が大きい。(10歳から21歳くらいまでの)若い人なら、実に速く入力できる。目標は、1分間につき45文字を入力できるようにすることだ。私はいまのところ、1分間に30文字たらずだ」
Microsoftはまた、GPSか、Wi-Fiや携帯電話の三角測量を利用して、機器を持っている人の所在を追跡できるようにするアプリケーション「Pinpoint」を発表した。たとえば、親が子供に機器を持たせると、映画館へ行ったり、近づいてはいけないはずの地区へ出かけたりしていないかを確認できるようになる。また、パーティーに遅れそうなとき、招待してくれた人に自分がいまいる地点を伝えることも可能だ。
「すべては認可されるかどうかにかかっている」と、Pinpointの開発を担当しているRick Hughes氏は語る。Pinpointの試験運用はまもなく開始される。Hughes氏によると、精度に関してはGPSにまさるものはないという。ただ、GPSでは屋内での追跡ができないため、PinpointはWi-Fiあるいは携帯電話からのデータを参照する。
Wi-Fiと携帯電話では、Wi-Fiの三角測量の方が都合がいい。ある地点から発信される携帯電話の信号は、中継装置を急速に切り替えながら送られることが多く、携帯電話を持っている人が移動しているように見えてしまうと、Hughes氏は説明した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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