「Core Duo」にも、映画の続編のような命名手法が採られることになった。
Intelは米国時間5月7日、「Pentium」ブランドで有名になった連番式の命名規則を新チップのCoreシリーズにも採用することを明らかにした。Intelは2006年に入りCore Duoプロセッサをリリースしたが、数カ月以内には「Core 2 Duo」プロセッサを公開する。Core 2 Duoの名前は、「Conroe」チップベースのデスクトップチップと、「Merom」チップベースのノートPCチップに使用される。Meromプロセッサの方がConroeチップより消費電力が少ないことを除き、両チップに違いはほとんどない。
Intelの広報担当Bill Kircos氏によると、Core 2 Duoチップには、それぞれに消費電力と相対パフォーマンスを示すモデル番号も与えられるという。Conroeプロセッサは4000シリーズもしくは6000シリーズのいずれかになり、Meromプロセッサは5000シリーズあるいは7000シリーズになると、同氏は語っている。
好都合なことに、Conroeの数字は、Advanced Micro Devices(AMD)のデュアルコアAthlon 64 X2デスクトッププロセッサの現行のモデル番号と一致する。5日現在、AMDで最も性能の高いAthlon 64 X2プロセッサは「X2 4800+」となっている。Kircos氏は、Intelが新しい命名規則をAMDのモデル番号に合わせて決めたのかどうかについてはコメントを控えている。
Intelのモデル番号には、すべてにチップの最大消費電力を示すアルファベット1文字が先頭に付く。Intelがモデル番号で消費電力を示すのは今回が初めてのことだ。たとえば、「Core 2 Duo E6800」プロセッサはデュアルコアのCoreアーキテクチャプロセッサで、消費電力は55〜75Wであることを示す。これは、Intelが標準的なデスクトップPCのカテゴリーに収まると考えている数値。また、「Core 2 Duo T5400」というプロセッサがあると仮定すると、これはデュアルコアCoreチップを採用し、25〜55Wを消費するチップということになる。これは、Intelが大半のノートPCや一部デスクトップ向けに適切だと考える数値となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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