マイクロソフト、家庭向けデジタルエンターテイメントに本腰

 マイクロソフトは4月12日、「Microsoft Windows XP Media Center Edition(Media Center)」を核としたeHome戦略を発表した。16社のパートナー企業と連携し、家庭向けのデジタルエンターテイメント環境の実現に向け製品やサービスを拡大する。この戦略に対応した製品が、2006年春夏モデルとしてパートナー企業から順次出荷される。

 eHome戦略は、Media Center搭載PC、メディアオンライン、携帯機器向けのOS「Windows Mobile software for Portable Media Center」を搭載したデバイスの3種類の製品やサービスが中核となっている。Media Center搭載PCは8社から春夏モデルが発売される予定。メディアオンラインは、Media Center Edition 2005搭載PCで利用可能なストリーミング映像や音楽ダウンロードなどのオンラインサービス。専用操作画面からリモコンを使ってテレビのように操作できる点が特徴だ。4月以降は新たに7社が対応サービスを開始し、合計13社からサービスが提供されることになる。

 Portable Media Centerは、Media Centerと同じユーザーインターフェイスを持つ。Media Center搭載PCに保存されている映画やテレビ番組などの映像や、音楽、写真などを楽しめる。東芝が携帯型エンターテイメントデバイスとして「gigabeat Sシリーズ」を4月28日に発売する。マイクロソフトは、引き続きパートナーとの連携によってデジタルエンターテイメント環境を実現する製品およびサービスの拡大に努めていく計画だ。

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