TDKは、小売店に向けBlu-ray Disc(BD)ディスクの出荷を開始した。
次世代フォーマットのBDを支援する業界団体Blu-ray Disc Associationによると、25Gバイトの記録型ディスクのうち、追記型のBD-Rは19.99ドル、書き換え型のBD-REは24.99ドルに小売価格が設定されているという。
TDKは2006年後半には、50Gバイトの容量をもつ2層式タイプのディスクを出荷する予定だ。予定価格は、BD-Rが47.99ドル、BD-REが59.99ドルという。TDKは2005年12月に、製造業者向けにサンプルディスクを提供していた。
将来的に、より多くの製造業者や製造施設がBDディスクを提供することになれば、価格は低下するものと見られる。BD対応プレイヤーが店頭に並ぶのは、2006年後半となる見通しだ。
次世代光ディスクのフォーマットをめぐっては、BDとHD DVDの2陣営が覇権争いを繰り広げている。ソニー、Philips、Dell、それに映画会社を含むBD陣営は、BDの方がHD DVDよりも記録容量が大きいと主張している。
東芝、Microsoft、IntelらはHD DVDを支援しており、HD DVDの方が安価である点を強調している。
映画会社の多くは、両フォーマットを支持する決定を下している。だが、PCメーカーや家電メーカーはどちらか一方のみを支持する場合が多く、両規格を支持するのはHewlett-PackardやLGなど一部の企業に限られている。
消費者にとっては、PC、家電製品、映画とそれぞれ互換性のあるものを選ばなければならないことから、フォーマットが2つあることは頭痛の種となりそうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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