アドバンスト・メディアとクロスランゲージは3月31日、音声認識技術と機械翻訳技術を組み合わせた製品・サービス開発で連携するため、包括業務提携契約を締結したと発表した。
提携の第1弾として、アドバンスト・メディアの分散型音声認識システム「AmiVoice DSR」とクロスランゲージの多言語翻訳サーバ「WEB-Transer」を連携させ、携帯端末を使った翻訳サービスを年内を目処に開始する予定だ。
アドバンスト・メディアのDSRは、通信ノイズや通信状態によって認識精度が低下しない音声認識システム。クロスランゲージの「WEB-Transer」は、企業内イントラネットに導入することで、どのクライアントからでもウェブブラウザから利用できる多言語翻訳サーバ。この2つを連携させることで、海外旅行やビジネスの現場で、話した言葉を手軽に外国語に翻訳できるようになる。
サービス開始時は、日本語音声入力から英語文章への翻訳のみの機能を持つ海外旅行用を提供するが、将来的には「駐在者向け生活用」「ビジネス用」「技術者用」など、用途に合ったサービスを提供していく予定。また、翻訳可能言語を英語以外に中国語、韓国語などにも拡大していく。なお、携帯電話だけでなくパソコンを利用したサービスも計画している。
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