英政府、バイオメトリクス方式の電子パスポートを発給開始

文:Steve Ranger(Silicon.com)
翻訳校正:河部恭紀(編集部)
2006年02月22日 12時01分

 個人情報をチップに保存する英国初の電子パスポートの発給が始まった。

 英内務省によると、ワシントンDCにある英外務省の出先機関で電子パスポートの発給が始まったという。英国内でも、4月からの新規申請および更新の申込者には新しいパスポートが発給される見通し。

 切り替えの初期には、受け取るパスポートとして、新しいバイオメトリクス方式のパスポートと、既存のデジタルIDパスポートが混在することになる。切り替えは今夏終わりまでに完了する見通し。

 新しいパスポートには、生体認証に利用する顔の画像を保存したチップが搭載されている。

 指紋や虹彩スキャンなど、パスポートには後日ほかのバイオメトリクス情報が追加される可能性もある。また2007年からは、英国で初めて大人用パスポートを申請する場合に身元確認のための面接が課されることになる。

 既存のパスポートは有効期限まで使い続けることが可能で、バイオメトリクス方式のパスポートと交換する必要はない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]