サービスを続々と投入する新生ミクシィのこだわり - (page 3)

別井貴志(編集部)2006年02月08日 15時02分

--2月8日に開始した新サービス「mixiニュース」もこの3つのポイントをおさえているわけですね。

 その通りです。ニュースを見て、そのまま記事を引用する形でユーザーが関連した日記を書けるという新サービスです。そのニュースに関して書かれた日記の一覧が見られるほか、そのニュースに関連するコミュニティも作れます。もう1つ日記を書くのと同じで、コミュニティにそのニュース記事を引用してトピックを立てるということも、もちろん考えています。あるニュースをきっかけに、あるコミュニティに入るなど、コミュニケーションが活発化していくことでしょう。

--mixiニュースのきっかけは何でしょうか。

 まず、ニュースは誰でも関心があります。mixiの日記を見てもニュースに関連した話題が非常に多いのです。社名変更したことも、Yahoo!ニュースを引用して日記を書いている人が多かったです。日常的に欠かせないものだと思うので、なんとかmixi内に取り込みたい、表現したいと考えてきました。

 表現する方法はいくつかあると思っていて、今回のように各社から提供を受けて配信する方法もあれば、Googleニュースのようにクロールする方法、はてなブックマークのようにブックマークする方法、ユーザーにニュースを投稿してもらう方法、2ちゃんねるのニュース速報のような方法などいろいろあります。

 それらを総合的に検討した結果、一番ニーズに合いそうで、わかりやすいのが、他者からニュースの提供を受けることだと判断しました。まずはこれを基本に、今後はもっと提供を受ける企業を増やしていきます。そして、ユーザーのフィードバックを受けて機能を強化、改善していきます。おそらく、ニュースなどをブックマークするような展開はすぐにやるべきだと考えていて、その次にはRSSリーダーのような機能も実装していきたいです。

--当面はmixiとFind Job !の2軸で展開していきますか。

 Find Job !はある種革新的だと思っています。大手の場合、2週間で数十万円、もしくは100万円以上かかる情報掲載料が数万円でできます。それでいて、きっちり効果も上げているサービスなのです。それは、ネットを100%活用しているからだと考えています。2007年ぐらいには、mixiという基盤にうまくFind Job !が融合できないかと考えています。mixiでは、いまはバナー広告でFind Job !へ誘導しているだけですが、mixiとしてもキャリア、求人、求職という分野をどうしていけばいいのか判断しなければならない時期が来るでしょう。

--mixiのさらなる新展開はどうでしょう。ビジネス向けの展開はしませんか。

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 mixiから見ると、求人や求職という分野よりもECのほうが興味があるでしょう。ECを使ってユーザーが盛り上がる、もしくはmixiを使うことで価値が向上する分野だと捉えているので、それも近いうちに取り入れていこうと考えてます。

 また、ビジネス向けとしては、イントラネットで利用したいという企業向けの話は非常によく依頼を受けます。mixiのポテンシャルは非常に高いと思いますが、やろうとしていてできていないこともまだ多いです。単純にネットワークの負荷が高いこともあるので、ASPで提供することなどは今後検討する話になるでしょう。データ量が毎日増え続けているので、それを調整するというおいかけっこになっているのが現状です。

--ニュースに加えてECの展開まで考えているとすれば、どんどんYahoo!などのポータルサービスに近づいていく気がしますが。

 米国ではブログとソーシャルネットワーキングを組み合わせた「Yahoo!360°」などがあって、日本でやるかどうかは知りませんが、脅威は脅威です。しかし、Yahoo!などのポータルとはベースが違うと思っています。ポータルは情報をある意味人力で収集して分類し、そこにどんどん便利なサービスを追加していったという形だと思います。

 それに対して、mixiは人と人とのコミュニケーションだったり、つながりだったり、という部分をコンセプトに始まっているサービスです。意外と、いつまで経っても似てこないかもしれないですね。なんとなく似た機能は出てくると思いますが。我々はコミュニケーションを活発にするにはどうすればいいのか、といったことを核にして発想しています。

 我々が目指したいのは単に収益をあげていくだけではなくて、どれだけ新しい価値を創造できるかという部分です。単純に売り上げを足し算していくよりは、自分たちでゼロからサービスを立ち上げて、それを大きくしていくところに興味があります。そういう価値を創造できてこそ、自分たちのベンチャー企業としての存在意義があるでしょう。そこを極めていきたい。新しい価値を提供して、社会の変革、ビジネスの変革を起こしていきたいのです。

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