--そのほかの新機能は?
Microsoftが公に認めたVistaの新機能は、ほかにも多数ある。例えば、IPv6の広範なサポートやサーバ上データのクライアント側キャッシュの改善、全ボリュームの暗号化、同期エンジンの改良、ラップトップでの補助ディスプレイ技術採用、ハードディスクの自動最適化、PCの紛失/盗難時のデータへの不正アクセスを防止するセキュアな再起動プロセスなどが、Vistaに搭載されるという。まだ公開されていない新機能は、上記以外にも膨大に存在していると考えられる。
--開発作業は完了したのか?
Microsoftは現在もVistaのリリースに向け、作業を行っている。Allchinによれば、Vistaに搭載される予定の機能はすべて、Microsoftが社内で運用しているテスト版にすでに実装されているが、動作状況の調整やバグの修正など、取り組むべき課題はまだ多数残っているという。
--Vistaの動作環境は?
比較的新しいマシンでならば、Vistaを稼働させられる。MicrosoftのAllchinは、2005年4月に受けたインタビューの中で、Vistaの稼働には約512Mバイトのメモリと、「今日の平均的な」プロセッサが必要だと述べている。また、洗練された新しいグラフィックをすべて表示できるかどうかは、PCに搭載されているグラフィックカードのタイプによって決まるという。一部の古いマシンでは、グラフィックが現行のWindowsと同じように表示される可能性がある。
--これまで通り、「Home」「Professional」「Tablet」「Media Center」というエディションが用意されるのか?
Microsoftはこの問題についてじきに決定を下すと思われるが、詳細はまだ発表されていない。Allchinは、同社は複数のエディションを用意するものの、Windows XPのように、TabletおよびMedia Centerエディションを別にすることはないと話した。また、Microsoftの「Software Assurance」ボリュームライセンスプログラムに参加している企業に向けた、特別な「エンタープライズエディション」が用意されるという。
--価格はどうなる?
価格帯は、まだ明らかにされていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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