Microsoftは、「Windows Vista」に資源を集中させるため、「Windows XP」の次期サービスパックアップデートの投入を2007年へと変更した。
Microsoftは自社の製品ライフサイクル情報ウェブサイトで、「Windows XP Service Pack 3」のリリースを、ホームおよびプロフェッショナルの両エディションとも2007年下半期に仮設定したことを明らかにした。これにより、そのデビューは2006年後半に予定されるVista登場から大きく遅れると同時に、同社内外の情報筋が当初示した予測よりも遅れることとなった。
Microsoftの関係者はCNET News.comにあてた電子メールのなかで、「XPに関しては、そのライフサイクルのなかでもう1回サービスパックをリリースする。暫定的だが、2007年後半のリリースを目指している。しかし、今優先されているのはWindows Vistaであり、XP用の次期サービスパックの詳細な情報はWindows Vista出荷後に発表する」と述べている。
Microsoftでは、このサービスパックアップデートに含まれる機能やパッチの内容を明らかにすることを控えている。
次期アップデートの登場時期やその内容に関しては、2004年8月のService Pack 2デビュー直後からさまざまな憶測が流れていた。SP 2にはMicrosoftの典型的なサービスパックよりも多くの新機能が含まれ、セキュリティ強化、ポップアップ広告ブロック、ワイヤレスネットワーク処理の改善などが追加された。
Microsoft Franceの幹部は9月、Service Pack 3の開発が進行中であることを正式に認め、Vistaのデビュー後2006年中に登場すると示唆していた。
Microsoftのライフサイクルページの情報更新は、Microsoft Watchによって先に伝えられていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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