デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は1月26日、取締役会において、モバイル関連事業を手がけるインタースパイアとの資本提携に関する基本合意に至ったと発表した。また、モバイルインターネットに特化した開発や制作事業を手がけるゆめみの第三者割当増資を引き受けることを決定した。
インタースパイアはインターネット広告業界における豊富な経験を積んだマネジメントによる提案・販売機能、またモバイルメディア制作・運営機能を擁する会社だ。一方、ゆめみはモバイルシステムソリューション、モバイルコマースサイト構築・運営分野において豊富な経験を有する会社だ。PCインターネットとは市場環境が異なるモバイル広告市場での対応体制の整備を課題としていたDACは、両社とのモバイル領域における協力体制を構築することによって、モバイル関連事業を機動的に展開できると判断し、今回の提携に至ったとしている。
DACは、インタースパイアの第三者割当増資を引き受ける予定だ。発行株式数は1923株、取得金額は9999万6000円となる。DACはインタースパイアの株式を議決権ベースで49.0%を所有することとなるほか、同時に代表取締役および取締役をDACより過半数派遣する。これにより、インタースパイアはDACの連結子会社となる。代表取締役は、現代表取締役とのDACから派遣される代表取締役の2名体制となる予定だ。なお、DACは、第三者割当増資の引受けおよび取締役の派遣に関してインタースパイアとの間で基本合意したが、詳細については現在協議中としている。
また、ゆめみの第三者割当増資では70株を引き受けて資本参加する。取得価額は4900万円で、議決権ベースで6.5%となる。払込期日は1月31日。
DACでは、これらの増資引受が2006年11月期の業績に与える影響は軽微としている。
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